火山大戟 ユーフォルビア・ムランジアナ Euphorbia mlanjeana
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ワシントン条約(CITES)の規制対象
Euphorbia mlanjeana(ユーフォルビア・ムランジーナ)
🌿 基本情報
- 学名: Euphorbia mlanjeana L.C.Leach
- 科名: トウダイグサ科(Euphorbiaceae)
- 自生地: マラウイ・ムランジェ山(標高1,800-2,200m)
- 保全状況: IUCNレッドリスト「危急種(Vulnerable)」
🌵 形態的特徴
1. 茎
- 円柱状の多肉質で、最大3mに成長
- 灰緑色~青みがかった表皮に短いトゲ状の突起
- 枝分かれせず単幹で伸びる傾向
2. 葉
- 茎頂部に小さなへら形の葉を疎らにつける
- 乾季には落葉
3. 花
- 黄色いサイアチア(杯状花序)を茎頂に形成
- 開花期は南半球の夏(11-2月頃)
⚠️ 毒性について
白い乳液(ラテックス)に含まれるユーフォルボンは強い刺激性があり、皮膚炎や眼障害を引き起こすため、取り扱い時は手袋必須です。
🌱 栽培のポイント
項目 | 詳細 |
---|---|
日照 | ☀️ 1日6時間以上の直射光が理想 |
水やり | 💧 控えめ(冬季は完全断水) |
耐寒性 | ❄️ 5℃以上(霜に弱い) |
増殖 | ✂️ 挿し木(切り口を3日乾燥させてから挿す) |
📜 命名の由来
1957年に植物学者・Leslie Charles Leachによって発見され、自生地のムランジェ山に因んで命名されました。現地では「Chikwembu」(精霊の植物)と呼ばれることもあります。
💡 豆知識
- 自生地ではゾウの食害から進化したと考えられる硬質な茎
- 標本栽培では50年生存した記録あり
- 近縁種のEuphorbia cylindrifoliaとは花序構造が異なる
※ 輸入規制: ワシントン条約附属書II類に記載されているため、国際取引には許可証が必要です。