棒麒麟 Euphorbia clavigera-ユーフォルビア・クラビゲラ
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ワシントン条約(CITES)の規制対象
Euphorbia clavigera (クラヴィゲラ大戟)
🌿 基本情報
- 学名: Euphorbia clavigera N.E.Br. (1915)
- 科名: トウダイグサ科 (Euphorbiaceae)
- 原産地: 南アフリカ・リンポポ州(標高800-1,200mの岩場)
- 保護分類: ワシントン条約附属書II
🌵 形態的特徴
茎部
- 棍棒状に肥大した基部(直径15cmに達することも)
- 灰白色の表皮に不規則な瘤状突起
- 頂部から細長い枝を放射状に展開
葉と刺
- 枝先に小さな楕円形葉(長さ1-2cm)
- 刺は対生で赤褐色(長さ1.5-3cm)
- 乾季には落葉・落刺する
花と果実
- 黄緑色の杯状花序(晩春~初夏)
- 雌花は赤みを帯びる特徴あり
- 三稜形の蒴果はピンク色に熟す
🌱 栽培ポイント
項目 | 管理方法 |
---|---|
用土 | 🪨 火山岩+川砂7:3の超排水性配合 |
水やり | 💧 成長期のみ月2-3回(基部の皺で判断) |
越冬 | ❄️ 完全断水で3℃まで耐える |
増殖 | ✂️ 枝挿し(切断面を10日間乾燥) |
⚠️ 重要注意
毒性:全草にユーフォルビン含有(粘膜刺激・嘔吐の恐れ)
根腐れ:過湿に極めて弱く、鉢底に軽石を厚敷き推奨
輸入規制:野生株の国際取引にはCITES許可証必須
📜 生態的特性
1915年に植物学者Nicholas Edward Brownにより記載。岩場の割れ目に根を張り、雨季に貯水した基部が乾季に縮む「生きた貯水タンク」として機能。
💡 園芸的価値
- 肥大した基部が「生きる彫刻」として人気
- 開花時の赤みを帯びた雌花が観賞ポイント
- 盆栽風アレンジに適した成長速度